その前に打つ人と投げる人 の気持ちがピーンと見てる人に伝わるわけだ。

ハンドボールと言うものの面白さを見ている人にそれだけ伝わるだろうかね。やはり一つの投機的な心の緊張があると言うところに面白さがあるのかも知れないとぽっと思った。

もう一つはねやはりルールが簡単でなければならない。ルールが簡単であると言うことはやっても面白いと言うこともあるが、見る人から言うと簡単でよく分かる。何故そんなことを言うかと言うと、わたしは目の見えない人について野球の解説を聞いたことがある。野球を彼らはじっさいにみていないんだな。感覚として言葉としてボール打ちました捕りましたと言っても一塁だとか言うと目は見えなくてもどの方向に飛んで言ったか分かる。分かるけど我々近くで見ている以上に彼ら別の感覚で見ているんですけれど彼ら分かるんだな。そういう投機的な一つの動きが目の見えない子供にび一んと反ね返って来る。だからそこに心の揺さぶりがある。心の緊張がある。結局見ている人とやっている人が同じ気持ちになるんだな。

現在高校野球でね。今も熱戦やっているけどね.高校野球と言うのがあれだけ熱意を持って国民から支持されている。やはり一つの魅力があるからだと思うのです。なぜあのようなのか。プロからみれば技術的には低い。しかしあそこに私はルールが簡単で裏がないんだな。インチキして勝っ たと言うことがない、野球でインチキと言うのはなかなか出来ない。ときどきストライクかストライクでないかと審判に食い下がり見苦しいと言えば見苦しいし、情熱があるといえば自分とこに対してあるということで分かるし、とにかく正々堂々とずるさなしにやる。そしてやっている人の動作が見る人の心中に訴えていく、これはやはり野球の魅力じゃないかな。

相撲でもそうだし、相撲と言うのは掴んで組んで瞬間的にばっと立って当たっていくのだけれど、今度はどういう立ち方をするか、相手の癖はこうだ、ぱっとはたいていくとか、心の緊張がある。あがっては解消し.あがっては解消する。しかもその中にずるさと言うものがない。

そこでいま我々が練習し研究し、そして諸君達は指導者であるし、やがて若い人と一緒に楽しみながらハンドボールについてやっていこう時に.やるものも練習するものも見るものも本当に心からハンドボールと言うのはこうだ、ハンドボールの良さと言うのはこうだ言うことをいいたいんだね、

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